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紫外線には、A波(UV-A)、B波(UV-B)、C派(UV-C)の3種類があります。
紫外線の波長の長さとそれぞれの特徴や肌への悪影響を知って、あなたにピッタリの日焼け止めを選ぶことが出来るよう、日焼け止めに含まれている、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤についてお伝えします。
紫外線の影響を最小限に食い止め、5年後10年後に後悔しないために今すぐ紫外線対策を始めましょう!
紫外線の種類、UVA・UVB・UVCとは?
紫外線はその波長の長さによって、A波(UV-A)・B波(UV-B)・C波(UV-C)の3種類に分けられます。
C波(UV-C)は基本的にはオゾン層に吸収されて地表まで届くことはありませんが、近年のオゾン層破壊によって危険性が懸念されています。
では気を付けなければいけない、A波(UV-A)とB波(UV-B)の2種類の紫外線について確認してみましょう。
UV-AとUV-Bとは?何?
●A波(UV-A):
波長が長く、お肌の奥深く真皮まで届く老化光線
↓↓
雲や窓ガラスなども通り抜けるため、曇りの日や室内でもA波対策が必要です。
さらには素材によっては衣服までも通り抜けてお肌の奥、真皮層にも浸透します。
真皮に損傷を与え、じわじわと時間をかけてお肌に悪影響を及ぼします。
急激な日焼けは引き起こしませんが、蓄積されることでハリや弾力を低下させ、シミやしわなどお肌の老化を招きます。
地表に届く全紫外線量のうちA波は95%以上を占め、B波の20倍もの量が地上に降り注いでいます。
●B波(UV-B):
お肌を真っ赤にしたり、黒くしたりする日焼け光線
↓↓
B波はエネルギーが強く、多く浴びることでお肌が真っ赤に焼けたり水膨れになるなどお肌の表面に炎症を起こします。
そのためお肌を守ろうとしてメラノサイトがメラニン色素を大量に生成し、シミ・そばかすができる原因となります。
お肌の表面の細胞を傷つけ皮膚ガンの原因にもなるB波ですが、地上に到達する量はそれほど多くはありません。
B波は波長が短いのでA波に比べると地表に届く量はかなり少なく、全紫外線量の5%以下です。
日焼け止めの選び方!何を見て選べばいい?
若かりし頃、日焼け止めを何もつけていなかった私。
お肌が少し赤くなるくらいで、すぐにスッと白いお肌に戻って何もトラブルなし!・・・と思っていましたが、大間違いでした。
A波がずっとずっと、曇りの日も朝晩も、年中、私に降り注がれていることを全然意識していませんでした(涙)
今、本当に酷いシミです・・
では次に、なんとなく解っているようでいまいちよく解らない日焼け止めの種類、表記について確認していきましょう!
SPFとPAってなに?
日焼け止めにはSPFの横に数字・PAには+の表記がありますね。
何を示しているのでしょうか。
●SPFとは?
SPFとはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略でB波(UV-B)の防止を表す数値です。
SPFの数値が大きいほど効果が高くなります。
B波を浴びてから日焼けしてしまうまで(肌に影響があるまで)の時間がだいたい15分~20分と言われています。
それをSPF15なら15倍遅らせることができる、SPF30なら30倍遅らせることができる、ということを示しています。
例えば、何もつけていなければ20分で日焼けしてしまうところを、SPF15をつければ、20分×15=300分となり、5時間、日焼けを食い止めることが出来るということになります。
●PAとは?
PAはプロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略でA波(UV-A)の防止を表します。
+には4段階あり、+が多いほど効果が高くなります。
↓↓
PA+ | 防御効果がある |
PA++ | 防御効果がかなりある |
PA+++ | 防御効果が非常にある |
PA++++ | 防御効果が極めて高い |
紫外線吸収剤・紫外線散乱剤とは何?
色々と日焼け止めを見ているとSPFや+の他に、”紫外線吸収剤フリー”とか”ノンケミカル”と表示されているものがあります。
これは何を表しているのでしょう・・・
紫外線をさけるならば、SPFの数値が高くPAの+が多いものを選んだほうが効果が高いので良いように思いますね。
けれども一概にそうとは言えません。
値の高いものはそれだけお肌に負担がかかってしまうからです。
日焼け止めには紫外線を防御するために、”紫外線吸収剤”と”紫外線散乱剤”という成分が含まれています。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、成分と働きの違いは?
●紫外線吸収剤
紫外線を吸収することで肌へ注がれる紫外線を減らし日焼けを防いでいます。
お肌の表面で化学反応を起こし熱エネルギーに変えてお肌の外に放出しているので、化学物質に敏感なお肌や乾燥肌などお肌が弱い人は肌荒れを起こすことがあります。
また成分に有機化合物が含まれているため、お肌に塗ったときに刺激を感じたりかぶれたりすることも稀にあります。
●紫外線散乱剤
紫外線を跳ね返し散乱させることで皮膚へのダメージを防いでくれます。
有機化合物ではなく天然成分のものがほとんどなのでお肌への負担が少ないです。
☆SPF値が高くなればなるほど紫外線吸収剤の配合量が多くなりますので、あなたが敏感肌だったり、小さなお子様がつける場合には紫外線吸収剤よりも紫外線散乱剤の日焼け止めを選ぶほうが安心です。
”紫外線散乱剤”で作られているものには”紫外線吸収剤不使用”や”ノンケミカル”の表示があります。
確認して選んで下さいね。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤、使い心地やテクスチャーの違いは?
使い心地、肌へのフィット感は”紫外線吸収剤”のほうに軍配が上がりそうです。
●紫外線吸収剤は透明で白浮きしません。
塗り心地も滑らかで、伸びがよく使い心地がよいです。
●紫外線散乱剤は白色の無機粉末で白浮きしやすく、使用感は紫外線吸収剤配合の日焼け止めより劣ります。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤のメリット・デメリット
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
↓↓↓
紫外線吸収剤 | |
成分 | 有機化合物で無色透明 |
防止方法 | 紫外線を吸収し化学変化を起こして放出 |
メリット |
|
デメリット |
|
紫外線散乱剤 | |
成分 | 有機化合物ではなく無機粉末で白色 |
防止方法 | 紫外線を反射・散乱させる |
メリット |
|
デメリット |
|
使用する時間や場所また使い心地などを考慮して自分のお肌に合ったものを選ぶことが大切です。
例えば、夏、海や山に行ったりする日と日常の日に使用する日焼け止めって同じでいいですか?
外に何時間、居続けるのかによっても違いますし、カンカン照りの日か曇りの日かによっても、浴びる紫外線量は違いますよね。
軽めと強めの日焼け止めを2つほど用意して、その日に応じて使い分けをするのがベストだと思います。
よほどの強い紫外線に長くあたらない限り、SPF15~20・PA++程度で十分です。
例えば、お肌にとっても優しい、を追求した場合はこちら、いいですよ。
↓↓↓
和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 毎日のお散歩用 SPF-21 30g
↑↑こちらは紫外線吸収剤無配合で、ベイビーちゃんから、敏感肌のあなたまで安心して使えます。
スーッと伸びて白くなりにくいうえ、石鹸で簡単に落とせるのもポイント高いですね。
私自身の経験から、小さい頃から紫外線対策は必須だと思いますので、ノンケミカルでお子様にも使えるのは嬉しいですね。
また価格もお手軽です!
私が愛用しているもので何本もリピートしている、日焼け止めを兼ねる化粧下地を紹介します。
↓↓
↑↑こちらは、「朝、化粧水の後これ1本で夕方まで崩れない!」のキャッチコピーの通り、日焼け止めとしてはもちろん、化粧下地としてもとても優秀なんですよ。
ピタッとフィットして崩れにくく、白浮きしないです。
そしてもう1つ、紫外線吸収剤不使用の化粧下地。
こちらノンケミカルなのにとても使い心地よく、化粧崩れも起こしませんのでお気に入りです。
↓↓
★ミノン、アミノモイストブライトアップベースUVの使い心地や感想など、レビュー記事も参考にしてください。
↓↓
そして、ワンポイント♪
今は化粧下地にもなる日焼け止めも沢山ありますが、もしあなたのお肌にピッタリのものが見つかって、最後に色味で悩むような場合は、ピンク色がおすすめです。
出来てしまったシミ・そばかすが隠れやすくなり、肌の色がワントーンUPして血色がよく見えます。
色味を間違えるとなんとなく顔色が土色に見えて、シミがより浮き上がって見える・・・
そんな場合もあるので、メイクアップのことを考えると色味も大切です。
まとめ
シミの大きな原因となる紫外線。
今回は日焼け止めの選び方を中心にお伝えしました。
SPFの数字の大きさばかりを気にしていませんでしたか?
もちろんそれも大切ですが、考えてみて下さい。
A波(UV-A)が地表に降り注ぐ紫外線の95%以上を占めていて、窓ガラスや衣服までもを通り抜けているんです。
PA+もとても重要なんです。
1年中降り注いでいる紫外線ですが、特に春から夏にかけて(5月~8月)が多く、1日のうちでは午前10時~午後2時が最も多いことがわかっています。
洗濯物干しやごみ出し、お友達との立ち話・・・アッという間に焦げてしまいますから充分気を付けましょう。
間違っても以前の私のように素焼きしないように。。
★日焼けからお肌を守る対策については、こちらをご覧ください。
↓↓
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