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シミのない美肌を目指す私たちにとって、毎日の洗顔は大変、重要です。
肌になるべく負担をかけずに汚れを落とすクレンジング剤を使い、正しい洗顔方法で、いつまでも美しい肌を保ちたいものですね。
肌の摩擦はシミの元!というお話は既にしておりますが、、洗顔のやりすぎや、間違った洗顔の仕方では肌にダメージを与え、肌荒れや乾燥肌・敏感肌などのさまざまなトラブルを招く原因になりますよ。
クレンジング剤と洗顔料の違い
肌の汚れには2種類あります。
油溶性の汚れと水溶性の汚れです。
クレンジングと洗顔はそれぞれ落とす汚れの種類が違うのです。
クレンジング剤
油溶性の汚れを落とすためのものです。
メイクをしたり日焼け止めを塗った日はクレンジングをする必要があります。
クレンジングでメイクなどの脂汚れ、毛穴に詰まった角栓、黒ずみを落とします。
洗顔料
水溶性の汚れを落とします。
不要な角質や余分な皮脂や汗、ホコリや花粉など水溶性の汚れは洗顔で落としましょう。
薄化粧は洗顔だけでOKか?
これは、、OKではないですね。(笑)
薄くても化粧はクレンジングでしか落とすことができません。
また、日焼け止めしか塗ってないし・・・という場合も基本的にはクレンジング必須です。
この夏、小学校からプリントが配られ、「日焼け止めを塗って登校するように」という注意がありました。
子ども達には将来のシミ対策のためにも日焼け止めは必ず塗っていますが、せっけんで落とせるノンケミカル処方の日焼け止めを使うようにしています。
また、”お湯で落とせる日焼け止め”もありますので、子どもには特に落とすことも考えて日焼け止めを選ぶといいですね。
ということで、薄化粧だとしても、種類の異なる2種類の汚れを落とさなければいけないので、”クレンジング+洗顔”のダブル洗顔でしっかりと汚れを落とすことが大切です。
また、クレンジングと洗顔が1本でできるオールインワンタイプのものでもOKですよ。
ただし、洗浄力が高くすっきり落とせても、必要な皮脂や天然の保湿成分まで落としきってしまっては、肌のバリア機能まで壊してしまうことになり、乾燥やトラブルに繋がってしまいます。
クレンジングを選ぶ際は成分をしっかりチェックすることが大切です。
クレンジング剤の種類
- リキッド
- ミルク
- クリーム
- オイル
などの種類がありますが、これらの違いは一言でいうと「水」と「油」の配合量により、名前が違ってくると言えます。
リキッドタイプは水が主成分です。
そして上から順番に下のオイルタイプにいくほど油の含有量が多くなっていきます。
ちなみにジェルタイプのクレンジング剤がありますが、これは”ゲル化剤”でジェル状に固めてあるクレンジングです。
”ゲル化剤”はお料理でいうゼラチンや片栗粉のようなもので、液体を固めて半固体化する成分です。
色々な種類のジェルがありますが、主にリキッドにゲル化剤を加えているものが多いので、ジェルタイプはリキッドタイプと同じ性質を持つ仲間だと考えることが出来ます。
またシートタイプのクレンジング剤もありますね。
こちらも色々な種類のシートがありますが、主にリキッドのクレンジング剤をシートに染み込ませたものが多いです。中にはオイルタイプのクレンジングシートもあります。
界面活性剤ってなに?
ここで考えて頂きたいことは、「水」。。。
リキッドタイプのクレンジング剤の主成分が「水」って!
油溶性の汚れをとることなんて出来るのでしょうか・・・
油は水をはじいて、全く混ざりません。
馴染みませんよね。
ということは、水以外にそこに何かが入っていないとメイク汚れは落とせません。
そう!それが、”界面活性剤”の役割なのです。
界面活性剤の洗浄力で油溶性の汚れを落としているのです。
ちなみにオイルタイプは主成分が「オイル」です。
オイルタイプの場合も界面活性剤は含まれていますが、油汚れは油と馴染みますので、オイルタイプのクレンジングの場合はその性質を利用してメイク汚れを落としています。
ではオイルタイプの場合、界面活性剤は何のために含まれているのでしょう。。
・・・それは、洗浄するためではなく、油がお湯や水で流れやすくなるように配合されているのです。
界面活性剤が入っていないと油まみれの顔を水で流すことは出来ません。
そうなると肌に大量に油が残留し、肌トラブルを起こしてしまいます。
だからオイルベースのクレンジング剤には、水と油を乳化して混ぜ合わせる作用のある界面活性剤が配合されているのです。
実は界面活性剤はさまざまな種類があり、汚れを落とす洗剤としての働き以外にも、気泡・乳化・分散・浸透・殺菌など様々な用途があるのです。
★界面活性剤については、クレンジングや洗顔料を選ぶ際にとても大切なので、こちらも参考にしてください。↓↓
クレンジング剤の特質とメリット・デメリット
メイクの汚れを落とすためには、界面活性剤かオイルのどちらかで落とす!ということが、なんとなくわかって頂けたと思いますが、では、それぞれのクレンジング剤の特質からメリット・デメリットを考えてみましょう。
リキッドタイプ
メリット
- メイク落ちも良く肌に残留しにくいため、W洗顔が不要になるものも多い。
- 濡れた手でも使用できるので、入浴時の使用も可能で便利。
- ぬるつき・べたつきはなく、使用感はさっぱりと軽め。
- まつ毛エクステンションをしているあなたにはおすすめ。まつエクをつける為の接着剤は油分に弱く、オイルベースのクレンジング剤ではせっかくのまつエクが取れやすくなってしまうので、オイルフリーのリキッドタイプがおすすめ!
デメリット
- さらさらの水のような質感で、コットンに含ませて拭き取るなどするため、摩擦を生じやすい
- 界面活性剤の力でメイクを落とすので、他のクレンジングに比べて界面活性剤の使用量が多く、天然の保湿成分や皮脂までも奪う力があるため、肌が乾燥しやすくなる。肌に負担が大きい。
ミルクタイプ
メリット
- 肌にスルッと広がる乳液のような質感で、洗い流すタイプが多く、摩擦によるダメージは少なめ。
- リキッドタイプに少量の油を加えたクレンジング剤となっており界面活性剤の量も軽減されるため、リキッドタイプよりも洗浄力がマイルドで、薄化粧(パウダリーファンデーションなど)やナチュラルメイクにおすすめ。
- W洗顔不要のものもある。
デメリット
- リキッドタイプと同じく界面活性剤の力でメイクを落とす。
- メイク汚れと馴染むのに少し時間がかかること、また洗浄力がマイルドになったことで擦りすぎてしまう場合がある。
- ウォータープルーフのポイントメイクやしっかりメイク(リキッドファンデーションなど)を落とすには少し力足らず。
クリームタイプ
メリット
- 水とオイルをほぼ等量、混ぜ合わせたクレンジング剤となっており、メイク汚れはオイルで浮かせて、界面活性剤で洗い流すタイプ。
→オイルタイプよりも洗浄力がマイルドで乾燥しにくい。 - テクスチャーの硬さが適度で、メイクと馴染ませる時にクリームがクッションの役割を果たし、指と皮膚が直接触れない弾力があるため摩擦による刺激が少ない。
- 油分が多く、しっとりとした優しい仕上がり。
デメリット
- 濡れた手では使えない。
- 基本的にはW洗顔が必要。
→クレンジングと洗顔の2回、顔を触らないといけないので、肌には少し負担になる。 - メイク汚れと馴染むのに時間がかかるため、毛穴に詰まった汚れなどが浮き上がらないうちに洗い流してしまうケースがある。
→濃いメイクは落としきれない場合がある。
オイルタイプ
メリット
- 油同士で溶け合うので、界面活性剤に頼らなくても洗浄力が高くメイク落ちが良い。
- オイルの種類(※)によってはW洗顔が不要なものがある。
デメリット
- オイルの種類(※)によっては肌に必要な皮脂も奪う場合があり、乾燥しやすくなる。
- W洗顔が必要なものが多く、W洗顔でもオイルが肌に残る場合がある。
→残ったオイルが酸化し、肌トラブルの原因になる。
※オイルの種類について・・・オイルクレンジングのオイルは大きく2種類にわけられます。
↓↓
オイルクレンジングの種類
オイルクレンジングで使用されるオイルの種類!これはとても重要です。
大きくわけて2種類、高品質なオイル「天然油脂」と、低品質なオイル「鉱物油」があります。
天然油脂
植物や動物から生成される天然の油。
米ぬか油やアルガンオイル・椿油、馬油などがありますね。
油脂は比較的、水に馴染みやすいので、肌にオイルが残留しにくく適度な潤いを残したクレンジングが出来ます。
ただし、油は酸化しやすいというデメリットもありますので、油脂は油脂でも”抗酸化油脂”を選ぶことが重要です!
鉱物油
石油を精製し合成した油。
ミネラルオイルやシリコーン油などがあります。
低価格で安定性・安全性も高いですが、皮膚への吸着が強くヌルヌルが残りやすいです。その為、W洗顔が必須になります。
逆に鉱物油なのにヌルヌルせずにさっぱり洗い流せる!という場合は、界面活性剤が多く含まれている、ということになるので、洗い流した後に肌が乾燥しやすくなり、注意が必要です。
抗酸化作用がある天然オイル5選
「油は酸化しやすい」という弱点を克服する、抗酸化成分「ビタミンC」や「ビタミンE」を大量に含む天然オイルのクレンジングがおすすめです。
ありますよ~!
- アルガンオイル
- 米ぬか油
- アボカドオイル
- ココナッツオイル
- ホホバオイル
などです。
(ホホバオイルは植物から搾取したオイルにも関わらず、”ワックスエステル”の割合が約9割!と非常に多いため油脂には分類されません。ワックスエステルは蝋(ロウ)の1種であり、外気温が下がると固形に、上がると液状に戻るという特徴があります。)
・お肌と同じ成分であるオレイン酸を多く含むアルガンオイル。
・皮脂と似たような構造をしている、ホホバオイルのワックスエステル。
そんな話を耳にしたこともあるかもしれません。
私たちの肌を乾燥や外敵から守り潤いを与えてくれる皮脂、その成分をみると・・・
41%がオレイン酸、25%がワックスエステル、16%が皮脂酸、12%がスクワラン、その他が5%となります!
ということはオレイン酸やワックスエステルが含まれていて、かつ、抗酸化成分を含んだ酸化しにくいオイルでメイク汚れを落とすのが、肌にとって一番優しい、ということです。
上記に挙げました天然オイル5種は私たちの皮脂とほぼ同じ性質の油分であり、抗酸化成分を大量に含んでいるため、”酸化”というオイルの弱点がない、クレンジングオイルとして最適なオイルなのです!
肌に優しいクレンジングはコレ!
ズバリ、抗酸化成分を多く含んだ天然オイルをベールにしたクレンジング剤が肌に1番優しい、と思います。
鉱物油で作られたクレンジングオイルは逆に肌にとても負担がかかります。鉱物油は皮膚への吸着が強く、それを取り除くために界面活性剤の濃度も濃く、その為、肌に必要な皮脂や保湿成分までも取り除いてしまうからです。
天然オイルの場合は、天然オイルがメイクの油溶性の汚れを溶かして落とします。
水に馴染みやすいので流しやすく残留もしにくい、そしてお肌に潤いを残しながら優しく汚れを洗い流すことができます。また乳化する為に配合された界面活性剤の刺激はほぼありません。
そして、しっとりとした洗い心地は少し残ったオイルの成分・・・だとしてもそれは皮脂とほぼ同じ成分なので、皮脂と同じ働きをして肌の保護膜となってくれます。
抗酸化成分を多く含むので酸化も防がれ、Wダブル洗顔の必要もない!ということなのです。
凄いですね!!!
界面活性剤の強い洗浄力で顔の汚れを落としたり、Wダブル洗顔で肌に負担をさらにかけたり・・・
泡で優しく優しく洗っているつもりなのに、洗顔後になんだかつっぱってる感じがするのは、そんな理由があるからかもしれませんよ。
洗顔の仕方もありますが、その前にどんなクレンジング剤・洗顔料を使っているかをまずは見直してみるといいですね。
もちろん、使用しているコスメや、肌質・肌の状態によって最適なクレンジングがありますので、あなたの肌のコンディションに合わせてピッタリのものを選んで頂くのが一番です。
しかし、なんとなく肌の調子が良くないとか、乾燥気味だったりつっぱったりを感じているあなたには是非1度お試し頂きたいです。
まとめ
乾燥肌のあなた、オイリー肌のあなた。
色々な肌タイプの方がいらっしゃいますね。
でも、どんな肌タイプの方にも言えることは、肌に優しく負担をかけず、必要な皮脂は残して汚れだけを(毛穴の中までも!)落とすクレンジングがいいのだと思います。
そしてそれにピッタリなものが抗酸化油脂をベースにしたクレンジング剤だ、と思います。
ニキビに悩まされているあなたには、オイルタイプのクレンジングで、かつWダブル洗顔しないなんて恐ろしすぎ~!と思ってしまうのではないでしょうか。
その気持ちはよくわかります。
でも上記に挙げた天然オイルはそれぞれに特質はあるものの、天然オイルは浸透性があり肌を柔らかくする作用がありますから、毛穴の皮脂汚れを溶かし優しく取り除く効果も期待できるのです。
そうは言っても、皮脂の分泌量が多いあなたには、Wダブル洗顔!がいいですね。
オイルが毛穴に詰まったままではアクネ菌を増殖させる原因になりますから、油分をお肌に残すよりも、優しくサッと洗顔料を使ってスッキリ洗い流すほうがいいと思います。
私のようなアラフォー世代のあなたは、だんだんと皮脂の分泌量も減ってきているのではないでしょうか。
ちょっとカサカサする。。
スーパーのレジ袋が指で開けられない・・・(関係ないかな、笑)
そんなあなたには天然油脂のクレンジングオイル!おすすめします。
★おすすめのクレンジング剤については、こちら。↓↓
いつまでも綺麗な肌を維持し、追及していきましょう!
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